シノビガミ『五行封印』で使用した望月翔くん１１歳。
この子と中の人も思惑あれこれについて語る誰得場。

秘密などネタバレを多分に含むので嫌な人は読まないようにー。

まだ書きかけ。

＊　＊　＊　キャラメイクの時点　＊　＊　＊

翔の秘密はざっと以下の通り。

・実は五大頂ではない。封印をちゃんと守らせるために斜歯が送り込んだ忍び。本当の五大頂一族は滅ぼしている。
・手元には封印術式『俸地封印』がある。
・本当の使命は『この街を犠牲にしてでも、日本の出島化を防ぐ事』。

そして俸地封印は

・星の砂時計を持っていることが必要
・荒神を倒さなければならない
・人柱が一人いる（クライマックスで最初にＨＰが０になったＰＣ）
・封印が成功すると出島化した街を犠牲に封印を行うことができる。

ざっとこんな感じ。
秘密を受けてシナリオのメタ読みを始める中の人。

使命の肝は『街を犠牲にしてでも』、出島化を防ぐこと。
街を犠牲してでも、という文言から街を守りたい他のＰＣと対立する可能性を受信。また街に直接かかわる使命がない人でも街と日本いずれかしか救えない状態に陥ったとしたらどちらにつくかわからない。
ただし、何かしらの段階を踏めば街も日本も守って封印ができる展開はありえると予想。
ということを踏まえて、最低でもＰＣ一人、最悪他のＰＣ全員と敵対する可能性を視野に入れる。
そして少なくとも荒神は倒さないといけない、黒影とも交戦の可能性あり、ということで奥義は『範囲攻撃』を選択。
また、ＰＣ間対立になり街を犠牲にしないといけない時にも揺らがないよう、信念を『忠』に設定。斜歯としての翔は上層部（特にDr.斜歯）に忠誠を誓い、その命令の遂行を最優先とすることにします。
キャラメイクの時点で既に、グッドエンドに向かう封印手段がなければ『星の砂時計』を入手し、他のＰＣ全てを敵に回して街を犠牲にしてでも日本の出島化を防ぐことを決意していたわけです。
対立を想定はしていたわけですが、表向きは仲間ですし秘密が敵対する理由が相手に流れるまでは極力怪しまれないよう、キャラ造形を元気な子供にしてみる。
ただし本来はエリート意識の高い子供であり、子供っぽい言動は周囲を油断させるため演技に近いという設定をつける。

ついでにハンドアウトを見た時点での各ポジションの役割を推定。
ＰＣ１は素直に封印が目的？　ＰＣ２、３のどっちかとは街を守る点で対立の可能性あり。余りはＰＣ１の補助？　黒影の正体は赤影？　というざっくりとした読み。

とりあえず、当面の目標は『星の砂時計』を確保すること。最悪、代替の封印手段が見つからなくてもこれさえあれば使命の達成はまだ可能性があります。
そんな心づもりや色々を背負いながらセッションの日を迎えました。


＊　＊　＊　１サイクル目　＊　＊　＊

そしてＯＰで先代赤影が色々説明をした時点でおもむろに、少し思い違いをしていたことに気付く。
先代赤影の認識では、『星の砂時計』は現在どこにあるかわかっていない。
この時点で主人公ポジションと呼んだいよちゃんはおそらく砂時計を持っていないと推定。ターゲットを京司さんと桃ちゃん、黒影に絞る。この時点では京司さんと桃ちゃんが持っている確率は半々、一番濃厚なのは操られた赤影ブラックがそのまま持っている、だと読んでいました。

しかし初手で京司さんがいきなり襲ってきたことで一気に脳内構想が変動しました。
初手である以上京司さんには他の人の秘密は知る由もありません。そして今回は協力型、と告げられています。
それにも関わらずいきなり仕掛けてきたということは、秘密に翔を攻撃する理由があるか、あるいは撃退して自分の秘密を持っていってほしいかだろうと判断。どちらにしてもＰＣのどこかには自分の秘密と敵対する人がいる可能性が頭にある以上、ここで負けて秘密を取られることはなんともしても避けたい、と考えます。

結果的に撃退して京司さんの秘密をもらった時は正直頭を抱えましたね……！　仮想の敵が本当にいた上に初手からそれに気付いてしまったわけですから。
なんとしても街は守りたい京司さん。どこかで翔の秘密が流れれば真っ先に敵対することになるでしょう。
中の人は密かに警戒レベルをマックスにおきながら、極力怪しまれない行動を取ることに努めます。
京司さんの妹さんのことは気にかかりつつ、エニグマの解除にはあまり気乗りがしません。本来の使命に戻せば翔個人と敵対する理由ができるのですから。ついでにいうと翔の目的は『星の砂時計』探しであって、極端な話をいえば彼や妹がどうなってもいいのです。ＰＬの心情としては助けたいですが使命を考えると複雑な心境になった瞬間。
ひとまず他のＰＣに秘密を渡して解除してくれることを期待してみる。
いよちゃんがやってくれたよ！やったね！